今年の保健師国家試験は2月17日(金)。助産師国家試験と看護師国家試験の間に設定されています。看護師国家試験と一緒に保健師国家試験を受験するという方も多いことでしょう。以前大学では学生全員が保健師・看護師両方の資格取得をとれましたが、現在は選択制となりその数は減少してきています。
私は大学に編入し保健師国家試験の受験資格を得ました。そのため、保健師国家試験の勉強だけに専念できましたが、看護師国家試験も受験する方は2つの勉強をバランスよくすることに苦労しているかもしれません。
保健師国家試験に向けて気をつけたいこと3つご紹介します。
1.法律・統計学をしっかり理解しよう
保健師国家試験はこの2つをどれだけ理解しているかにかかっているといってもいいほど重要な項目です。消去法で解けないのがこれらの問題でもあります。
統計学では罹患率・有病率・平均寿命等の統計データ。正規分布・散布図・カイ二乗検定・t検定等検定に関するもの。それぞれを理解し、この調査にはどんなデータ収集が必要でどのような検定を行えばいいのか、「理解」しましょう。また、検定の際に必要な公式を暗記することも必要です。私は1ヶ月間の試験勉強期間の半分以上をここに費やしました。統計学の問題では計算問題がいくつか出題されます。勉強していなければまったく解けないので、ここを落とさないよう、直前講習を受けたり過去問を解いて自分の弱点を把握したりして自信をつけておくことが大切です。
2.答え合わせは看護師国家試験が終わってから
翌々日に看護師国家試験が控えています。答え合わせは看護師国家試験後にしましょう。今すぐに答え合わせをしたい!その気持ちは十分わかりますが、看護師国家試験に合格することが保健師免許申請要件です。看護職のベースとなる看護師国家試験合格に向けて気持ちを切り替えましょう。
3.ホッとしすぎない
国家試験が1つ終わるとホッとして疲れが出たり、安心して勉強に手がつかなくなってしまったりといった傾向になってしまいがちです。それによって風邪やインフルエンザを発症したり、集中力を欠いて看護師国家試験で思うような点数がとれなかったりしてしまう可能性があります。「あと1つ国家試験が残っている!」という気持ちを忘れずに、1つ終わったことを褒めつつ残り1日を使って看護師国家試験への準備をしていきましょう。
お気に入りの入浴剤を使って入浴する・睡眠を十分とる・おいしくごはんを食べることで疲労回復と意欲向上が期待できます。
最後の砦、看護師国家試験に向けてあとひと息頑張りましょう!!
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