アフリカで生きる in タンザニア

コラム

海辺の街タンザニア

エチオピア→ザンビア→タンザニアと南へ移動して、同時に標高も2500メートル→1600メートル→0メートルと下がってくると、景色もまったく違ってきます。おそらく人生最初で最後、ケニア航空のフライトでタンザニアのジュリウス・ニエレレ空港に降り立ちました。

タンザニアはアフリカ最高峰のキリマンジャロがあったり、野生動物のサファリがあったりと、日本でも馴染みのある国かもしれません。

砂埃→高原→海と同じアフリカ大陸でもこうも違うのかと、感じさせられます。島国日本でも北海道と沖縄ではまったく違う環境なわけですが。「大陸を移動する」ということを人生で初めて経験。陸続きで国を移動できることも日本では味わえないことでした。また、国を移動するごとに、市民の生活レベル・環境が向上していくことも感じました。1人での外出や、防弾ガラスが設置された移動の車から降りることを禁じられたエチオピアとは違って、タンザニアはそれよりもはるかに安全レベルは高いものでした。私が見た限りでは、首都の街中の道端でヤギが売っていることもなかったですし、ホテルの解放感も心地いいものでした。それを可能にしているのは、政治が安定していることが背景にあるようです。

当時300人ほどの日本人が生活していると聞きました。企業からの駐在員とその家族、そしてJICAや大使館職員等がその内訳です。そろそろ恋しくなってきた頃だったこともあって、日本食レストランがあったことはうれしかったですね。ここでなら私も生活できるかも、と思いました。

とはいえ、アフリカであることは間違いない事実。

エチオピアと比較すると開発されていることは確かですが、一方で日本と比べるとそこはやはり同じ土俵には立てません。国民所得の低さや感染症の心配など、そこはやはり「アフリカ」なのです。

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