産後2ヶ月目で仕事復帰
産後1ヶ月がたった頃、早くも育児だけでは物足りなくなってしまい、産後の安静期間という軟禁生活から開放されたこともあって、早速仕事に復帰することを決めました。1ヶ月健診で母子ともに順調とお墨付きをもらったのでいよいよ「ワーママ」ワーキングマザーとしての生活が始まります。「え〜もう仕事するの?」会う人会う人から言われましたが、私の性格上、子育てだけでは息苦しくなってしまうのも事実。とはいえまずは週1〜2回AMの勤務で身体慣らしです。
当然年度途中から保育園に入れるはずもなく、頼るは実家の母。実家=おばあちゃん保育園への通園が始まりました。実家が近くにあるか否か、これは子育てする上で非常に重要ポイントです。特に共働き家庭ならなおさら。看護師のみならず、働くママにとってサポート体制を整えることは必須ですね。友人の中には実家のサポートを得るために近くに引っ越した友人もいます。おばあちゃんも預かっている間は孫の世話ができて楽しいだろうと思い、私も働くことで外に出られて気分転換できるので、お互いにハッピー!と考えたわけです。
おばあちゃん保育園のご利用は計画的に
母に預けられることに味をしめ、遊びに仕事に週の半分以上預けていたら、ある日母から「また預かるの?」の一言。これを聞いてハッと我に返りました。子供を預けることで、それまでの母の生活ペースを崩してしまったり、出掛ける予定をキャンセルしたり、といったことを考えずにいたことに気づき、ちょっと調子に乗りすぎてしまった自分を反省しました。私の育児負担は減ったものの、母の育児負担は増加したという結末。これではいけませんね。「実家の母」という遠慮なく頼れる存在にちょっと甘えすぎていたことを改め、母の負担が最小限で済むようなスケジュールに調整するようになりました。おばあちゃんにはこれからも「孫育て」に参加してもらわなければなりませんから、楽しい経験を積み重ねていってもらうことが大切です。
これを通して考えたのは、これまで看護師や保健師の仕事で考えてきた「介護負担」と「育児負担」が似ているということ。どちらも誰かに負担が集中しないように家庭内調整やソーシャルサポートを利用していく必要があります。休息をとったり育児・介護以外の楽しみを持つこと、これも共通していると感じました。実習指導で散々学生さんに介護負担について説明してきたはずなのに・・・自分のことになると見えなくなるものだと実感しました。「先生、それって育児負担じゃないですか?」今まで携わった学生さんから厳しい突っ込みが入りそうです。