毎年この時期になると私が国家試験を受けた時のことを思い出します。
1月は卒業試験の毎日で夜遅くまで勉強をしていたのを昨日のことのように記憶が蘇ります。
看護師国家試験の出題傾向は変化してきているかと思いますが、基本的な試験対策や準備に関しては今も同じではないかと考えます。
看護師国家試験への準備
準備は、何と言っても卒業試験対策がそのまま看護師国家試験の準備になりました。
卒業試験では全ての教科をパスしなければなりません。そのための勉強がそのまま看護師国家試験対策になったのです。
まず、勉強をする場所探しから始めました。自宅では、周りに気をとられるものが沢山溢れています。TV、パソコン、ゲーム、家族の声など。。。
では、どこで勉強したか。
ファミレス、喫茶店、ファーストフード店など様々な場所で勉強をしましたが、最も良かった場所は、ファミレスでした。その中でもオススメのファミレスは、デ○ーズでした。広いテーブルに座り心地の良いソファー。ドリンクバーでコーヒー飲み放題。お腹が空いたら食事の注文もすぐ出来る。24時間営業。いつまででも勉強を続けることができました。お店の人には、ご迷惑をおかけしたと思いますが、勉強の邪魔になるものはなく、快適な空間で客層やコスパも含めて最高の空間でした。
逆に勉強の場としてあまり良くなかったお店は、ファーストフード店でテーブルが狭いところが難点。最近ではなくなりましたが○○ビジョンがあるファミレスは、その音が大きく気が散ることがありました。
卒業試験の勉強をしていたある日、大雪が降りました。時間を惜しんで勉強をしていたにも関わらず、普段なら自宅から5分で着くファミレスに30分以上かけて行って勉強をしたのを覚えています。ファミレスで勉強すると頭に入ったから故の行動だったのかも知れません。
勉強は、余計な情報を遮断した環境ですることをお勧めします。
勉強の仕方
私の周りには過去の問題集をやり続ける人が沢山居ました。今でもそうしている人は少なくないと思います。
結論から言いますと過去問は、無駄とは言いませんが有効ではありません。
出題傾向を探るという目的でしたらアリかも知れませんが、国家試験対策を過去問だけで済ませようというのは、危険です。
少し考えてみれば、わかることですが同じ問題が何回も出題される訳ないのですから、有効とは言えません。過去の問題集しかしていなかったクラスメイトは、試験当日、「問題を開いて頭が真っ白になった」と言っていました。それはなぜか。過去の問題集の問題が出ると思っていたからです。「1問たりとも見たことがある問題がなかった」と言っていました。そう言っている私も同じく頭が真っ白に一度はなりましたが、そこで発揮した力がこれからお伝えする勉強方法なのです。
教科書の隅から隅まで欄外までをも含めてボールペンでノートにまとめる
解剖や図などは、イラストをボールペンで綺麗に書いて名称を記入していく
この二つの勉強法をしていたから、看護師国家試験をパスできたと思っています。
基本的に国家試験は、教科書からしか出ないと言っても言い過ぎではないと思っています。もし教科書に書いていないことが出題されたとしても極僅か。そんな問題捨てていいでしょう。周りの受験生の多くも分からないはずですから。。。
ボールペンでまとめるということも大切な勉強方法の一つでした。シャーペンや鉛筆でしたら、間違えたら消せる。ボールペンで間違えると二重線などで見た目が汚くなるから、自然と集中して一文字一文字書いていくのです。集中して書くから頭に入るのです。解剖などのイラストも同じ。細部に渡って注意深く見てイラストを書く訳ですから、骨や筋肉、臓器の形状、位置関係がイメージしやすくなるのです。
語呂合わせで覚える参考書も役に立ちました。デ○カンなど。覚えやすさでは、語呂合わせはとても有用です。結構な長期に渡り記憶されているものです。あれから大分時間が経ちましたが今でも覚えている語呂合わせはいくつもあります。