看護学生、アルバイトのススメ〜アルバイトをやるべき3つの理由

コラム

怒涛の試験ウィークを終えると素敵な春休みが始まりますね。1ヶ月以上あるという学生さんもいると思います。皆さんは楽しい春休み、何をして過ごしますか?アルバイトや旅行など友達といろいろな計画をたてているのではないでしょうか。

学習量が多いからなのか、アルバイトを禁止している学校もあると聞きます。しかし、社会に出る最後の学生生活を学校というフィールドだけで終わらせてしまうのは非常にもったいないのです。また、お金を稼ぐだけでなく、学校では教えてくれない・経験できないことがたくさんあります。

私は短大時代、アルバイトと3つ掛け持った部活・サークル活動に明け暮れていました。私が経験したアルバイトはそば屋、喫茶店、看護助手(整形外科クリニック、大学病院小児外科病棟)、歯科助手でした。時々大学の研究室で行われる実験の被験者バイト、なんていう面白いものもありましたっけ。当時は「看護師になるんだから勉強にもなるしアルバイトも病院でやりたい!」と考えていましたが、今考えればあの時しかできないアルバイトをもっとやっておけばよかったなとも思います。

勉強は常に後回しになってしまったので、あまり大それたことは言えませんが、アルバイトでの「人を相手にする」という経験は看護師になってから大いに役立っていることは間違いありません。お金を稼ぐ手段だけでなく、人間力を養える場なのです。

昨日のコラム「看護師の質は人間性」でも触れられていましたが、どんなに採血がうまくても、人当たりが冷たかったり、ぶっきらぼうに対応されたりしたら、治るものも治らないですよね。人間性の高い看護師になるためには、社会と関わることに積極的であってほしいと思います。

それでは、アルバイトをオススメする3つの理由をお伝えしましょう。

1.メリハリのある生活を送れる 

授業や課題とアルバイトの両立は時に厳しいものとなります。しかし、「明日はアルバイトがあるから今のうちにレポートを書いてしまおう」といったタイムマネジメントが身に付き、優先順位を考えながら行動できるようになります。これは看護師として働く上で非常に重要なスキルです。

2.様々な人たちとコミュニケーションが図れる 

年齢や生活背景が自分とは異なる人たちと一緒に仕事を行うことで、相互理解・他者理解をはかることができます。また、物事の多様な捉え方の理解や、「年上の後輩」や「年下の先輩」、お客さんとどう接するかといった人間関係の様々を獲得できます。気の合わない人と一緒のシフトになることもあるでしょう。そこでどう関わるかを学ぶこともできますし、自分自身の姿勢も問われます。

コミュニケーションなくして看護師の仕事は成り立ちませんから、人間理解を深めるには多くのチャンスが転がっています。

3.お金を稼ぐことの大変さを理解できる 

これはもう説明するまでもありませんが、遊ぶにも食べるにも資金は必要ですね。それを親御さんからのお小遣いでまかなうのではなく、自分で働いて得たお金でやりくりすると、それまで以上に大切に使うようになると思います。1万円得ることがいかに大変かが身にしみてわかりますし、高い学費を出してくれている親御さんに改めて感謝ですね。

 

春休みを待ちわびながら、まずは目の前のテストとレポートを頑張りましょう!