看護学生アルバイトのススメ〜アルバイトで気をつけたいこと3つ

コラム

前回のコラムで「アルバイトのやるべき理由3つ」についてお伝えしました。しかし濃密なカリキュラムをこなす看護学生にとって、他学部の大学生のようなゆとりはなかなか望めません。しかし、生活費の足しにしたい、人間関係を広げたい、とアルバイトを希望する理由は様々です。そこで今回は授業や演習に忙しい看護学生が、アルバイトする際に気をつけたいこと3つをお伝えしたいと思います。

1.看護学生のスケジュールを伝えて柔軟なシフト作成をお願いする

1年生、大学生なら1・2年生のうちは、比較的ゆとりのある学習スケジュールだと思いますが、授業が進むにつれて段々タイトなスケジュールになってきます。また、授業だけでなく放課後にグループワークをするなどの機会も増えてくるため、4限が終わったらすぐにアルバイトに直行!なんていうことは難しくなる可能性があります。先輩からどんなスケジュールになるのか、情報収集をしっかりして備えておきましょう。また、職場には看護学生の学習事情をしっかり伝え、柔軟な勤務に対応してもらえるよう、上司の理解を得ておきたいですね。

シフト制で働きやすいからと、ホテルの配膳の仕事をしている同級生がいました。ホテルでの結婚式や宴会は人をおもてなしするという仕事ですから、実習やその後の仕事にも活かせる内容です。細かいところに気がつく彼女の長所を活かせるアルバイトだなと感じていました。

2.本格的な実習が始まったら、夏休み・春休み等の長期休暇中のアルバイトに切り替える

実習が始まったら平日のアルバイトは実質不可能でしょう。土日は実習がありませんが、記録を整理したり、疾患について調べ物をしたりといった時間に充てることになります。また、体調管理やリラックスのための休息時間も必要です。夏休みや春休みといった長期休暇中にできるアルバイトを探したり、もしくは今勤務している職場と交渉して勤務スタイルの変更をお願いしてみましょう。

皆さんは学生ですから、あくまでも「学業が最優先」ということを忘れてはいけません。

3.収支計画をたてる

アルバイトができなくなる時に備えて、看護計画ならぬ収支計画をたててみましょう。奨学金の給付や貸与を受けている人は、それだけでやりくりできるようにしたいですね。

それでもお金が必要になることも出てきます。そんな時は支障のない範囲で単発アルバイトはどうでしょうか。単価は安くなりますが、アンケート回答やモニター協力といったものもあります。求人雑誌等には出ず口コミでまわってくるものもありますから、こういう時に友人のネットワークが発揮されます。

私は短大時代、掲示板で見つけた学校説明会や入試当日の受験生の案内のアルバイトをしました。あまり関わったことのなかった先生とお近づきになれたり、事務の人とも顔見知りになったり、決して高いバイト代がもらえたわけではありませんでしたが、人間関係の広がりという「報酬」を得られました。

 

授業・アルバイト・遊び。せっかくの学生生活を楽しめるよう、工夫しながらどれも充実したものになるようにしていきたいですね。

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