新年明けましておめでとうございます。
皆様どのようなお正月をお過ごしでしょうか?
私の病棟時代といえば、年末年始の特別手当を求めて日勤も夜勤もwelcomeなスタンスで過ごしていました。外泊する患者さんも多く、空きベッドは少ないのに現患数は少ないといううれしいおまけもついてきて、好きな勤務の1つとなっていました。普段は無理難題な休み希望を出していましたが、勤務表を作る師長さんからこの時ばかりは「助かるわ〜」と言われていたことを覚えています。
年末年始は大盛況な休日診療所
比較的落ち着いていたことが多かった病棟とは打って変わって、各自治体にある休日診療所では具合の悪い患者さんでごった返します。街のクリニックが冬休みに入ることに加えて、年末年始の時期はインフルエンザや感染性胃腸炎の流行時期とも重なることが多いため、患者さんは休日診療所に一極集中するのです。
世間ではおめでたいモード一色で楽しそうな人たちで賑わっているというのに、ここだけは建物の隅から隅まで哀愁が漂っています。ネガティブオーラがすごくて、具合が悪くなくても付き添いでいるだけで病気になってしまいそうな、そんな雰囲気でさえあります。
年末年始に休日診療所を訪れる人の一例を挙げると・・・
1.4日前から子供が発熱していて、これまで受診しなかったのに連休最終日の夜になって受診
2.毎日家族の誰かが受診して結局一家全員がインフルエンザに罹患
3.久々に帰省してきた翌日から嘔吐下痢発症
4.大晦日の夜に歯が猛烈に痛くなった男性
5.大掃除中に足をくじいて冬休みを棒に振った女性
などなど、なぜこの時期に・・・と思うケースもあれば、もっと早くに受診すればいいのにと思うケースまで様々な患者さんがやってきます。症状は違えども、楽しもうと思っていた年末年始の予定が一変、療養するお正月となっていくのです。
楽しい冬休みのためには早めの受診と感染予防
そこで働くスタッフもインフルエンザや感染性胃腸炎をもらわないように手洗い・うがい・換気などの対策を最大限に行います。ネガティブオーラをもらわないよう気合いも必要です。普段からもそうですが、大型連休前には特に感染予防を心がけ、元気に楽しく休日を過ごしていきたいですね。今日で「お正月休み」も一区切りな職場が多いでしょうか?年末年始6日間連続で開けた休日診療所の役目も一区切り。診療体制は少しずつ通常モードへと切り替わっていきます。私たちの心と体も始動させていくとしましょうか。