No. 109 山口 聖子様(イムス富士見総合病院)前編「指導者に出会った学生時代」

インタビュー

今回はイムス富士見総合病院の看護部長、緩和ケア認定看護師でもいらっしゃる山口聖子様にインタビューをさせて頂きました。

山口看護部長の手腕と魅力に迫ります。

「学びたい」で選んだ道

看護師を目指されたきっかけは何かありましたか。

山口:高校生の時、もともとなりたいと思っていた職業にあまり現実味を感じなくなりました。

その際に、看護師の知識、教育はたとえ看護師にならなかったとしても人生の役に立つことなのではないかと思って看護の道に入ろうと思いました。

それで私の場合は、学生時代よりも就職してから「看護はこれほどまでにすごい仕事なのか」と、看護の奥深さを知ったように感じます。

それを知った後、こうして今も働き続けていますので、始まりは他の方とはだいぶ異なりますが肌に合っていたのだと思います。

学生時代の思い出は何かございますか。

山口:学校は寮生活で、自分と違う環境で育った人と一緒に過ごしました。

その中で、家族と一口に言っても関係性が全く違うことを初めて実感しました。

学生の時点で認識や立場の違いに気付く事が出来たことは相当就職した後に役立ったと思います。

追いかけ続けた指導者

最初の配属先はどのような場所でしたか。

山口:学校が大学病院に附属している所だったので、その病院の外科病棟に入りました。

外科を選んだ理由は、実習をしていた時に「この人の指導を受けたい」と思える指導者に出会えたからです。

私が入職して1ヶ月で異動されてしまったのですが、どうしても一緒に働きたくて、4年目でその人がいる病棟に異動までさせて頂きました。

その方のどこに惹かれたのでしょうか。

山口:その方が主任を務めていらっしゃった外科病棟では、学校で学んだ基本に忠実に看護が行われていたのです。

新しく就職してくる方も同じように感じる事があると思いますが、学校で学んだことと現場で目にするものはやはり違う事がたくさんあります。

その現実に折り合いをつけながら進めていた実習だったのですが、外科は他の科よりもより基本に忠実に看護を展開していたので魅力に感じたのだと思います。

その方と一緒に働かれてみていかがでしたか。

山口:師長となった当時の指導者にはリーダーとしての心得を教えて貰いました。

ベッドの周りが整っていないなど、何か問題があると必ず「リーダー!」と呼ばれるのです。

ですから、師長がチェックをする時には全てきちんと出来ているようにしていました。

そうしたことを毎日繰り返す中で仕事の組み立て方を学びましたし、「ちゃんとやれるようになったわね」と言われた時には、本当に嬉しかったです。

管理者としてのキャリアはどの辺りから始まったのでしょうか。

山口:そのままの流れで大学病院にいる間に主任になり、師長が居ない1年を経験しました。

その間は私が師長の代行として業務をし、主任なのですが看護部長の命令で「私が病棟責任者です」と挨拶もしていました。

大学にいる26年間の間に主任から認定看護師、師長となり、師長としてイムスグループに入り、副部長を経験した後に部長になりました。

こちらにいらっしゃるきっかけは何かあったのでしょうか。

山口:最初に私が働いていた外科病棟で一緒だった医師に20年ぶりに地域の勉強会で再会しまして、お誘いを受けたのです。

私も転勤直後だった附属病院の中で認定看護師として職務を全うしたかったので、3年は病院を移動はせずに過ごしていました。

そして自分の中でやりきったと思った時にこちらに就職しました。

病院を移られてみて如何ですか。

山口:私は結構色々なところを経験して、新しいことを学ぶのが好きなので良かったです。

就職した一年後に病院の移転を経験しましたし、イムス富士見総合病院にきてから10日ほどで新病棟の立ち上げも経験しました。

右も左も分からない状態からのスタートでしたが、職員同士の関係性が良いので何か尋ねれば誰かがしっかり答えてくれる環境がありましたので乗り越えて来られました。

患者さんに優しい療養環境

イムス富士見総合病院の看護部理念「愛のある看護」を実践するために心がけていらっしゃることはございますか。

山口:この理念は、信頼・安心できる中で患者さんに療養して頂くためにどのような関わり方が必要かを考えて出てきたものです。

人として愛情をもち、思いやり、一人ひとりの患者さんに丁寧に接するのが基本です。

そうした特徴を持つ信頼される看護師でいて貰うために研修も組んでいます。

こちらで取り組まれているシームレスな医療について教えてください。

山口:グループの病院間で連携を取る事もありますが、当院は、急性期病院ではありますが回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟を新しく立ち上げました。

ですので、急性期の病棟での治療が終わった後に、同じ病院の中でリハビリをしつつ、退院後の生活の準備をしていただけるようになっています。

やはり急性期を脱された後、リハビリのためにわざわざリハビリ病院へ転院しなければいけないことは、患者さんやご家族にとって負担が大きいと思います。

治療もリハビリも同じ病院内で出来ることは安心感に繋がりますし、情報の共有もスムーズです。

立ち上げてまだ間もないですので、今後、更に地域連携の環を広げていきたいと考えています。

新人は毎年何名ほど採用していらっしゃいますか。

山口:イムスグループに属する病院の一つですが、採用は病院ごとで、当院では毎年40人程の新卒・既卒の看護師を採用しています。

みなさん長く続けていらっしゃるのでしょうか。

山口:勤続年数は4年ほどですが、長く続けやすい病院だと思います。

院内に託児所もありますのでお母さん看護師にとってすごく働きやすい病院です。

同じ家族背景の方も多いので、お互いさまの精神で支え合っている雰囲気があります。

あと最近、お子さんがいらっしゃる方の母性、深い愛情は新人の育成にも良い影響を及ぼすと感じてきました。

新人に自分の子供を育てるように接してくれている姿を見かけます。

とても有り難いですね。

後編へ続く

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