ニュージーランドで働く Vol.1

ニュージーランドで働く Vol.1

  • 2016年12月20日
  • コラム 海外看護
ニュージーランドで働く Vol.1
ニュージーランドで働く Vol.1

ニュージーランドはこんな国

ニュージーランド(以下、NZ)は日本と同じ島国です。北島と南島と呼ばれる2つのメインの島と、多くの小さな島々から成り立っています。気候は北半球と南半球の違いで真逆ですが、四季があり、空気がドライなので、夏でも日陰は涼しく過ごせます。人口は約450万人(2014年)(Statistics New Zealand*)で、その約7割が北島に住んでいます。

NZの人口=新宿駅の1日の利用者数

余談ですが、数年前までNZの人口は400万人弱、日本の新宿駅の1日の利用者数が約360万人、1日でNZの総人口に近い人々が新宿駅を駆け抜ける!と驚きの声を聴いたこともありました。NZの面積は北海道を除いた日本の面積とほぼ同じですが、新宿駅というピンポイントにNZの人口が・・・と聞くと日本との違いを感じました。たしかに、日々の生活で時間に追われることはあまりなかった気がします。羊が人口の7倍ほどいる、のんびりとしている国です。

ハカ・ダンスのハカはマオリ語

似ている点は、例えばマオリ語の発音です。ラグビーで有名なオールブラックスは試合が始まる前に選手たちが踊るハカダンス。この中で、カ・マテ・カ・マテ~といいながら踊りますが、“ハカ”や“カ・マテ”など発音が日本の発音にとても似ています。NZで暮らす時には、このマオリ族の言語であるマオリ語を知ることも重要になってきます。また、日本人には嬉しい、温泉があるところも似ています。

動物にも優しい国

このほか、NZは島国なので、蛇のいない国としても知られています。蛇がいないため、卵が食べられなかったり、襲われたりすることがないため、飛ぶ必要がない鳥は、飛べなくなってしまったそうです。現在も、キーウィ、タカへ、ニュージーランドクイナなど飛べない鳥が生息しています。しかし、飛べないだけに、人間から捕獲されたりするのは簡単なので、歴史上絶滅してしまった飛べない鳥がいました。現在、NZは動物保護や環境保護を徹底しています。入島を制限している島があったり、入国時は全ての人の荷物はエックス線に通されるなど、持ち込みの制限が厳重です。こうした取り組みは、NZらしいなと思います。

 

NZの医療はどんな感じ?

公立病院は無料

病気になったらGP(General Practitioner:日本で言う”かかりつけ医”)に診てもらい、入院が必要な時などは、公立病院に紹介されます。GP受診の際は有料ですが、公立病院は入院や検査など全て無料で受けられるので、病院に会計のカウンターがありませんでした。ちょっと驚きました。ただ、ウェイティングリストが長い!のです。10年前の話ですが、MRIは半年~1年待ちでした。待てませんよね・・・。余裕のある人はプライベート病院に行ってました。

妊婦にも優しい

出産は無料!妊婦検診から出産、産後数か月の検診まで無料です。出産でびっくりしたのは、母体も乳児も健康な場合、出産した後数時間で帰宅します。入院はありません。助産師が活躍している国なので、ほとんどの人が妊娠したら助産師さんと二人三脚で妊娠~出産~産後まで頑張ります。

お母さんは強い!

私が実習で立ち会った妊婦さんは、出産後1時間も経たないうちに、タバコを吸いに行くと自分の足でスタスタと歩き、外でタバコを吸い、赤ちゃんの検査が終わったら、もう3人目で慣れているから、帰るわ!と3~4時間後には旦那さんと3人で赤ちゃんを抱っこして、歩いて退院していきました。帰りはもちろん車でしたが・・・。

ニュージーランドは魅力溢れる国でした。そこで、看護師になり、働いた経験をこれから何回かに渡り、ご紹介させていただきます。

 

1 Statistics New Zealand : http://www.stats.govt.nz/

 

正木 左希子
A-LINE株式会社
ニュージーランド留学, UCOL Bachelor of Nursingにてニュージーランドの看護師免許取得、MCH Palmerston North Hospital 、TESOL(取得)、日本にて看護師免許取得、済生会熊本病院HCU勤務、熊本大学大学院医学教育部 生命倫理学分野 修士 同大学博士課程在籍中