No.90 いい病院になるには理解や協力し合うことがお互いに大切(Lanka Hospitals)後編

No.90 いい病院になるには理解や協力し合うことがお互いに大切(Lanka Hospitals)後編

  • 2017年12月29日
  • インタビュー 海外
No.90 いい病院になるには理解や協力し合うことがお互いに大切(Lanka Hospitals)後編
No.90 いい病院になるには理解や協力し合うことがお互いに大切(Lanka Hospitals)後編

前編に引続き、スリランカのLanka Hospitalsにお勤めの7名の看護師へのインタビューをお届けします。

Lanka Hospitalsを選んだ理由

どうしてこの病院に勤めることを決めたのですか。

 

最初はインド病院として、この病院は始まりました。

この病院はブランドネームとして国際的に知られていますから、ロゴや名前は魅力の一つでした。

私は10年前からここで働いていますが、人間関係における壁が無いのも魅力です。

 

この病院の一番の良いところは何ですか。

管理や設備の良さと教育が魅力です。

そして、病院のスタッフは家族のような存在です。

他の病院にはないチームワークの良さがあり、スタッフはお互いのことを理解し合っています。

例えば、子供が病気で子供の面倒をみる必要がある時でも、家族を優先させてくれます。

たいていはマネージャーに言えば、許可が貰えるのが普通です。

 

看護師達はスタッフの立場からマネージャーになりたいと思いますか。

 

はい。

 

日本の看護師達は、マネージャーにはなりたくない人も多く問題です。

 

管理者の立場としては、これは大きな問題ですね。

責任がもっと大きくなるからではないでしょうか。

他の問題にも目を向けなければならないので、責任が違います。

しかし、この病院では大多数の看護師が昇進したいと思っていますよ。

 

勤務部署の希望は出来ますか。

 

はい、行きたい科は希望できます。

希望があれば伝えることができますし、マネージャーはそれを考慮します。

例えば3年間、手術室に勤めたから他の科に異動したいと希望することもできます。

目標はアジアの中で一番の病院になること

皆さん希望や夢などはありますか。

 

私達の病院の目標は南アジアの中で一番になることです。

私達は、そのレベルに達するためにたくさんの事をしなければなりません。

コロンボにも新しい病院が出来てきているので競い合っています。

 

皆、その夢を一緒に持っているのですね。

 

私達の病院が一番です。

一番になるのは簡単でも一番を維持することは難しいと感じています。

なぜなら他の病院が真似したりできるからです。

隣の交差点に陸軍の病院があるのですが、聞いたところによると、建物の構造も中身も私達の病院とそっくりなようです。

 

誰が一番いい病院だと決めるのですか。

 

患者さんです。

選ばれれば病院の利益にも繋がります。

 

皆さんのエネルギーに感激しました。

日本の看護師よりも笑顔が多く明るく看護を実践されているように感じます。

 

失敗をした場合も議論ができないと精神的にも参ってしまい、いつしか笑顔を作れなくなるのではないでしょうか。

私達はお互いとてもフレンドリーですし、議論も活発に行います。

私達の上司は最もフレンドリーな人で、上司は仕事のことだけでなく個人的なことでも相談にのってくれます。

上司との距離はとても近く、遠いと感じることはありません。

 

お互い尊重することで良い人間関係を作りあげていくことができるのですね。

良い人間関係が作りあげられていますね。

ありがとうございました。

今回インタビューに参加してくれた皆さん

Mr. Sunil Gamage

Mrs. K S Harhshi

Mrs. Harshani Erandika

Mrs. Samanthi Maharchchi

Mrs. Damitha Lokusooriya

Mrs. Gangani Ranasinghe

Mrs. Himali Heenkenda

 

Thank you so much everyone.

I sincerely respected your views of nursing and a lot of things.

I could realize what the things necessary for Japanese nurses. I became clearer.

Finally, I would like to tell again thank you very much everyone for having such a wonderful opportunity.

Especially Mr. Sunil Gamage, thank you for having a fantastic hospitality.

シンカナース編集長インタビュー後記

スリランカナースはとても明るく、インタビュー中は幾度となく声を出して笑ったり、看護を明るく楽しまれていました。

国の事情が違っても看護をする気持ちは同じ!だと思っていましたので、すんなりと打ち解けることが出来ました。

ただ、スリランカナースはコスト意識、病院の利益、病院の理念、チームワークの大切さなどをそれぞれが真剣に語ることが出来ていることに大変驚きました。

日本であれば看護管理者以外に、これらを堂々と語ることができるかな?と思うと、我々が学ぶべきことが見えたように思います。

世界の看護師達の考え方を知ることも、今後は看護師の進化にとって大切だと感じています。

少しでもスリランカナースのパワーと意識の高さを感じていただけると幸いです。

Lanka Hospitalに関する記事はコチラから

No.90 スリランカ看護師の現状(Lanka Hospitals)前編

中 友美
A-LINE株式会社 代表取締役社長 シンカナース編集長
北区医師会看護高等専修学校 東京都立公衆衛生看護専門学校 東洋大学文学部国文学科 明治大学大学院グローバルビジネス研究科 経営管理修士(MBA) 日本大学大学院総合社会情報研究科 博士後期課程修了 博士(総合社会文化) ニュージーランド留学 A-LINE株式会社/代表取締役社長 東京医科歯科大学非常勤講師 著書『わたしの仕事シリーズ2 看護師』新水社