No.19 鈴木恵美子様(一般社団法人横浜メディカルグループ本部)「看護管理者は現場で働くスタッフのために陰ながら支える役割」3/5

No.19 鈴木恵美子様(一般社団法人横浜メディカルグループ本部)「看護管理者は現場で働くスタッフのために陰ながら支える役割」3/5

  • 2017年6月8日
  • インタビュー
No.19 鈴木恵美子様(一般社団法人横浜メディカルグループ本部)「看護管理者は現場で働くスタッフのために陰ながら支える役割」3/5
No.19 鈴木恵美子様(一般社団法人横浜メディカルグループ本部)「看護管理者は現場で働くスタッフのために陰ながら支える役割」3/5

第1部第2部に続き、横浜メディカルグループの鈴木恵美子本部看護部 看護部長のインタビューをお届けします。

第3部では、鈴木看護部長の転機となった、現職につながる転職について伺っています。

チャレンジ精神旺盛な鈴木看護部長の心をくすぐったのは、新規病院の立ち上げという一大プロジェクトでした。

 

新たなステージで自分の力を試したい

 

11年間の大学病院の勤務を経て、現在の病院で勤務されることになった経緯をお教えいただけますか? 

 

鈴木:私が大学病院を結婚退職することになり、新規病院の立ち上げプロジェクトにお声をかけていただきました。

最初、夫からは反対されましたが、元々好奇心が強いことと、自分の力を試してみたいという気持ちになりましたね。

大学病院にいればある程度のところまでにはいくのでしょうけど、新しいところで自分の力を試してみたいと思ってチャレンジすることに決めました。

ここでの勤務の方が大学病院よりも長くなりました。

 

立ち上げから関わってこられたんですね。 

 

鈴木:病院の図面を広げて、というところからでしたね。

病院の立ち上げについて、1から携われるという経験はそうできることではありませんから、貴重な経験となりました。

それぞれの特徴があったりしておもしろかったですよ。

 

1つずつ作り上げていったわけですね。 

理事長である医師と病院経営について話をしていくという信頼関係はどのように築いていかれたのでしょうか? 

 

鈴木:まずは開設にあたって理事長の病院にかけるビジョンや熱い想いを聞いてしっかり理解し、疑問があれば何でもコミュニケーションをとっていましたね。

私もはっきりおかしなものはおかしいと伝えて、言いたいことを言わせていただいていましたし、何かちょっと疑問に思ったことは聞くようにしていました。

医師と看護師の視点は違う時もありますしね。

今は組織が増えていったので直接話す機会も少なくなりましたが、最初はお互いに顔をつきあわせながら進めていきました。

また愚痴・不満も聞いてもらっていたので、理事長が助けてくれたり協力してくれることもありましたから今思えば1人で悩む事がなかったように思います。

辛い時期もありましたが、理事長の期待を裏切らないように、想いに応えられるようにと考えて乗り越えましたね。

それでも軌道にのるまで10年近くかかりました。

そこまでの我慢強さという部分は、両親の教育によるものが大きいかなと思います。

 

ご両親の教えというのは? 

 

鈴木:両親からこう言われて育ったんです。

・人様に嫌われることはしてはいけない

・人様のためになる仕事はしっかりやりなさい

・我慢をしなさい

途中苦しくて実家に帰ろうかなと思った時期もありましたが、この教えが根本にありましたし、周りから助けられたこともあって乗り越えることができました。

 

縁や出会い、学校の選択すべてが”今”につながっているんですね。 

 

鈴木:看護学校時代の仲間とは出会って40年以上がたちますが、今でもお付き合いが続いています。

みんなまだ現役で働いていますから、年に何回か会って刺激をもらっているんですよ。

臨床、学校教員、在宅看護、施設管理者など、看護師としての立場は違いますが、看護学校時代のあの厳しい実習を共に乗り越えた仲間ですから、結束力は強いですね。

私は現場から退いてしまっているので、なかなか現場のことがわからなくなってきていて・・・そういう意味では寂しさを感じることもあります。

白衣を着てキャップをして颯爽と病院を歩く、という看護師像がありましたからね。

 

自分がなりたくてそのポジションになった人というよりも、何かプッシュがあってそれを受け入れられて乗り越えられた方は人としての強さをお持ちですね。 

 

鈴木:私も菊名記念病院だけで終わると思っていたので、まさかここまでくるとはまったく思っていませんでした。

ここ(看護部長室)にいるよりは、1つの現場にいる方が本当は好きなんですよ(笑)。

現場で働いているスタッフのためにと思って陰ながら支える役割を担っていると思 って、みんなが働きやすい環境を作っていくことを大切にしています。

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病院概要

一般社団法人横浜メディカルグループ本部の概要はコチラから

中 友美
A-LINE株式会社 代表取締役社長 シンカナース編集長
北区医師会看護高等専修学校 東京都立公衆衛生看護専門学校 東洋大学文学部国文学科 明治大学大学院グローバルビジネス研究科 経営管理修士(MBA) 日本大学大学院総合社会情報研究科 博士後期課程在学中 ニュージーランド留学 A-LINE株式会社/代表取締役社長 東京医科歯科大学非常勤講師 著書『わたしの仕事シリーズ2 看護師』新水社