インタビュー#16 ベトナム University Medical Center HCMC 3/3

インタビュー#16 ベトナム University Medical Center HCMC 3/3

  • 2017年4月27日
  • インタビュー 海外看護
インタビュー#16 ベトナム University Medical Center HCMC 3/3
インタビュー#16 ベトナム University Medical Center HCMC 3/3

ベトナムホーチミン市にあるUniversity Medical Center HCMC(ホーチミン大学メディカルセンター)の看護部長ミンさん、教育担当のロンさん、新人看護師のチョウさんよりお話をお伺いしました。

日本の医療・看護

ミンさんから見て日本の医療や看護は、どのように感じますか。

ミンさん:

東京、大阪、京都の病院へ行ったことがあります。

設備がとても良かったです。

患者、看護師にとって看護する設備が素晴らしかった。

 

管理者への道

看護部長になるためにはどのような要件がありますか。

ミンさん:

10年間の看護師経験、5年間のグループ管理、修士、英語ができる、看護管理者ライセンス(3ヶ月の教育課程)、患者をよく看護できる、教員資格などが必要です。

 

ミンさんは、日本の看護部長と比較するととても若く感じます。ベトナムでは、若い看護部長が多いのでしょうか。

ミンさん:

管理者になるには試験があります。

だから、公平なのです。

 

ミンさんが看護部長として大切にしていることを教えて下さい。

ミンさん:

管理です。

能力管理、病院全体の看護師の仕事、すぐ対応できるということ、人間関係のバランスです。

それから、管理と同時に専門的でなければならないと考えています。そのバランスも大事です。

50%ずつ持てると良いでしょう。

 

日本では、看護師に関わらず管理者になりたいと考えている若い人が少なくなっていますが、ベトナムではどうですか。

ミンさん:

新人看護師のチョウさんに直接聞いてみて下さい。笑

チョウさん:

もちろん管理者になりたいです。

能力が足りないですから、これから努力していきたいと思います。

給料が高いですし…。笑

ミンさん:

日本の看護界は、すごく発展しました。だからこそ、その責任が重くなったと考えます。

そのため日本で管理者になりたいと考えている人が少ないのはないかと理解しています。

 

この病院の看護部としての強みについて教えて下さい。

ミンさん:

90%が大学を卒業した優秀な看護師で構成されています。

それによって、若くて活発な看護師が沢山います。

常に勉強できる環境にあります。

以前は、民間の病院でしたが、現在は、半分国立の病院になっています。

政府に様々なことを要請することができます。

 

これから、どのような看護部にしていきたいと考えていますか。

ミンさん:

他の大学病院や民間病院が看護師のモデルにするような病院にしていきたいです。

 

もう十分モデルになっていますよ。

ミンさんロンさんチョウさん:笑

 

教育担当の仕事

教育担当の仕事について教えて下さい。

ロンさん:

新人の看護師に病院のルールや臨床の看護について教えています。

 

直接新人看護師へ指導されるのですか。

ロンさん:

新人看護師へ指導をすることもあります。

グループ長にも指導します。

このほかに、病院全体の養育プログラムを作っています。

 

ロンさんの仕事(教育係り)で難しく感じることはありますか。

ロンさん:

勉強と働く時間のバランスが難しいです。

新人看護師は、心理的に疲労が強く、仕事が終わったらすぐ帰りたいと考えています。

だから、勉強をやる気にさせることが難しく感じます。

病院での勉強をするとあなたのためになると思わせるのが…。

優秀な外国の有名な専門家を招いて講演してもらうことは難しいですが、来てもらえると世界の魅力的に感じる看護を知ってもらうことができます。

ベトナムの看護師の休日の過ごし方

ロンさん、チョウさんは、いつも忙しい毎日を送られていますが、休日はどのように過ごされていますか。

チョウさん:

貧しい村へ行ってボランティアをしたり、コミュニケーションをしやすくしたりするためにスポーツなどの病院のクラブ活動に参加しています。

クラブ活動は、病院の人とつながりやすくなります。

また、ストレス解消の仕方を学びます。

それから、大切な家族とも過ごしています。

ロンさん:

私は、結婚をしています。

年をとったから、チョウさんとはちょっと違います。笑

休みの日は、平日に残った仕事をしています。

その仕事が終わったら、子供と公園に行っています。

 

チョウさんが看護師を志したきっかけを教えて下さい。

チョウさん:

高校生の時に先輩が看護師になりました。

その先輩から看護師の仕事について話を聞きました。

私は生物学が好きです。

この仕事を選ぶと自分の好きなことができる自分に合っていると感じかました。

この病院を選んだ理由は、その先輩に設備がいいから就職した方が良いと引っ張られました。

 

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佐藤 祐司
医療法人社団 健仁会 船橋北病院 看護師長
江戸川看護高等専修学校  千葉看護専門学校  健仁会 船橋北病院 看護師長  医療安全管理室 医療安全管理者  CVPPP(包括的暴力防止プログラム)トレーナー  日本救急医学会ICLS認定インストラクター  日本神経救急学会・日本救急医学会・日本臨床救急学会(監修)ISLS認定ファシリテーター  NPO法人医療危機管理支援機構INARSコース認定インストラクター  大阪ライフサポート協会PUSH認定インストラクター  幸手看護専門学校非常勤講師  船橋北病院 看護師長