「この病院には行きたくない」を決めるもの 

「この病院には行きたくない」を決めるもの 

  • 2017年3月25日
  • コラム
「この病院には行きたくない」を決めるもの 
「この病院には行きたくない」を決めるもの 

人間ドックの憂鬱

 

先日人間ドックを受けた友人から「健保が変わって健診する病院が変わったんだけどなんだかおざなりな感じだったの。確実にひっかかる項目があるはずなのに『異常なし』と言われたし・・・」という話を聞きました。

 

健康診断は年に1度、社会人であれば誰もが受けるイベントです。

・職場に健診バスがやってきて検査を受ける 

・職場が提携を結んでいる人間ドックを実施しているクリニックや病院で受ける 

会社によって健診環境はそれぞれ異なりますが、何がそんなによくなかったのか。

疑問に思った私はそのクリニックで人間ドックを受けることを決めた理由を彼女に聞いてみました。

新しい建物に入るそのクリニックは、ホームページにきれいな院内設備の写真が掲載されており、良さそうだなと思って決めたと言います。

 

ところが実際に行ってみて「もうここでは人間ドックを受けたくない」と思うほどの体験をしたのです。

その理由は以下の8つでした。

 

1.狭い廊下を看護師が急ぎ足で走りまわっていた 

2.看護師がいろいろ会話している声が聞こえてきた 

3.MRIの機械音が廊下に響き渡っていた 

4.胃カメラまで1時間以上の待ち時間、雑誌等もなくただ待つだけだった 

5.胃カメラの待ち時間、のどは乾き、お腹もすいている中で、看護師が目の前の自販機でドリンクを買っていった 

6.更衣室があまりにも狭かった 

7.「前回の健診結果も持ってきていただけるとなお可」と申込用紙に記載されていたので持っていったら「必要ありません」と言われた 

8.腹部エコーをしている時、技師1人でやっていたが途中からもう1人加わり2人でチェックしながら進み不安になった 

 

どの項目にも共通しているのは「行ってみて初めてわかったこと」だということ。

そして、多くの理由は看護師やスタッフ等【人】が要因になっていること。

どれもホームページの写真や情報からはわからないものばかりです。

 

 インターネットが広がっても・・・

 

「建物が古くてもいい先生がいるところもあるし、結局病院は行ってみないとわからないね」

彼女が言ったこの言葉は残念ながら正しいのではないでしょうか。

信頼できる人からの口コミや紹介があれば違ってくるかもしれませんが・・・。

 

あなたは大丈夫?

 

看護師として働いていると、健康診断や人間ドックに来る方たちを対応する機会もあるかと思います。

安くはない健診料金を払ってこのような対応をされたら気分のいいものではありません。

話を聞いていて、自分自身が患者さんに同じような思いをさせてしまったことはないか、という思いも浮かんできました。

改めて1つ1つのことにしっかりと取り組んでいくことが必要だと感じた夜でした。

 

高山 真由子
シンカナース副編集長
慶應義塾看護短期大学  東海大学健康科学部看護学科 看護学士  早稲田大学大学院政治学研究科 ジャーナリズム修士  ニューヨーク留学  慶應義塾大学看護医療学部 慢性看護学実習指導  東海大学健康科学部看護学科 在宅看護学実習指導  東京都御蔵島村 保健師  シンカナース副編集長