看護師が教える”受験期間中インフルエンザ・ノロウイルスをもらわないためにできること”5つ

コラム

受験シーズンとインフルエンザ流行シーズンは毎年ほぼ同時期にピークを迎えます。感染予防のために「人混みに行かないように」と言われても、受験当日は電車・受験会場と不特定多数の人がいる環境に身を置かざるを得ません。長いと1ヶ月以上に及ぶ受験シーズン。会場で、往復の移動で風邪はもちろんインフルエンザやノロウイルスといった感染症をもらわないために、そして何日も続く受験本番で体調を崩さないために今から準備できることをお伝えします。

1.電車の最混雑時間に乗らない

都市部の通勤ラッシュ時間帯の公共交通機関の混雑をご存知でしょうか?駅員さんに体をギューギュー押されてようやく扉が閉まり、車内では身動き取れないほどです。通勤ラッシュ時の電車・バス車内は「密室・密着・不特定多数の人」という感染には十分な条件が整った環境です。そこで目の前にいる人がくしゃみをしたら・・・最も避けたい状況ですね。受験当日は交通機関の遅延を考慮して時間に余裕を持って出かけると思いますが、感染予防としてより混雑の少ない時間帯・移動方法で会場に向かうことも考慮に入れておくといいでしょう。

2.マスクを装着する

最も身近な感染予防対策の1つとしてすでに実施している方が多いと思いますが、加湿対策としてもマスクは有効です。普段室内を加湿して過ごすことは意識していても、受験シーズンは外や乾燥した教室内で過ごす機会が増えます。それはインフルエンザウイルスに感染しやすい環境でもあります。マスクの内側にウェットティッシュや湿らせたガーゼハンカチを置くとより加湿ができるので、乾燥しがちな受験会場内や電車内でできるおすすめの対策です。

3.ウイルスを自宅に持ち込まない

帰宅したらまずはおやつでも食べてひと息つきたいところですが、ちょっと待った!コートやマフラー・手袋といった身体を覆っていた衣類は室内に持ち込まないよう、玄関先で脱いでコート掛け等に置きます。そして手洗い・うがいをしてからすぐに入浴して身体についたウイルスやホコリを洗い流し、1日闘った身体をいたわりましょう。それからようやく休息時間です。お気に入りの飲み物やおやつで自分にご褒美をあげることもいいですね。

4.意識して休息をとる

受験直前に詰め込みすぎても急激な実力アップは期待できません。受験日ではない日は休息日として文字通り「休む」ことに意識を持ってみましょう。翌日からの闘いに備えていかに身体を整えるか、これも受験に必要なスキルの1つです。趣味の料理やお菓子作りをしてみたり、おうちヨガをしてみたり、短時間で気分転換になることをすることもいいでしょう。

5.余裕を持った受験スケジュールにする

学校や予備校でアドバイスを受けている人もいるかもしれませんし、すでに願書は提出済みのことでしょう。「受験」という強い緊張状態を強いられることは心身共に大きなストレスとなり、予想以上の体力を消耗します。行き慣れない場所への移動や、試験が連日続くことで疲労が蓄積し、中には風邪症状を訴える人もいます。もし1週間毎日受験があるなどの過密スケジュールになっているという人は、もう一度受験校を見直し「受験しない勇気」を検討することも必要かもしれません。

 

合格を勝ち取るために皆さん今まで積み重ねてきたはずです。体調不良が理由で第一志望校を受験できない、もしくは実力が発揮できないという状況に陥らないように、体調管理も十分気をつけていきたいですね。体調管理を制する者は受験を制す!皆さんに素敵な春がやってきますように。

 

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