病院の忘年会

コラム

12月は、各部署での忘年会があったり他部署の忘年会に誘われたり、あるいは、活動チームでの忘年会があったりと何回も忘年会があった方もおられたと思います。

その中でも病院全体で行う忘年会が一番大きな忘年会になるのではないでしょうか。

これを企画する係がこれまた大変なのです。病院で働く人の中で看護師が最も多いですから、この係になることも多いのです。会場を抑える係、出し物を企画する係、ビンゴの景品の係、協賛を募る係、当日の受付の係、参加を募る係、会計の係、司会…。

想像以上に人手と労力、それに加え、チームワークが必要となってきます。

会場選び

大きな会場を確保する必要があるため、私の経験ではホテルの宴会場を使うことが多かったです。会場選びは料理の質と予算も参加者の満足度に大きく影響するので慎重に選択したいところにもなるのです。

某有名テーマパークのオフィシャルホテルで行なった時は、過去最多の参加者数となったことを覚えています。参加者が多ければ多いほど各係の作業量が増え大変になります。料理の質は、見た目、味共に最高でした。それ以外に他のホテルと明らかに違う点は、従業員の接遇やマナーは、さすが一流ホテルだなと感心しました。参加者も確保できるし、従業員の対応も素晴らしく良かったので何年間か某有名テーマパークのオフィシャルホテルで忘年会を行いました。ところが、参加者数が年々減少してくのです。

それは何故か?距離的に遠く送迎バスでの移動が1時間以上掛かり、それと同時に忘年会終了後の帰路も長くなったことが要因として考えられました。会場選びは、「料理の質」「予算」に加え「病院からの距離(30分〜1時間程度)」が重要ということが分かりました。

某有名テーマパークのオフィシャルホテルは、本当に良かったので、話題提供として数年に1度程度の開催場所にするのもいいのかも知れません。

出し物

カラオケ、ダンスパフォーマンス、バンド演奏、ビンゴ、抽選会など色々な出し物を見てきました。

カラオケやダンスパフォーマンスなど参加者が見るものとビンゴや抽選会など参加者が最後まで参加できるもの大別できます。後者の方がより盛り上がるようです。

最近のスタンダードは、抽選会のようです。以前は、一部の人だけが当たる「ハズレくじあり」の抽選で、当たらない人はつまらないのでハズレくじだった人へは、QUOカード500円分を配っていました。

何が起きたか?QUOカード500円分だと少額過ぎて使いにくいようで会場に置いていく人が続出。出入り業者や医局を中心として管理者へ協賛品を募ってみたら、そこそこの数を揃えることが出来たのです。現在は、完全空くじなしの抽選会になっています。

完全空くじなしとは言え、全て豪華景品というわけにもいかない。使いようのない景品を織り交ぜて当選者を司会がいじる。これがまた盛り上がったりするのです。

そして、もらった景品は他の人と交換しながら、親睦が深まったりわらしべ長者が生まれたりといつもそこにドラマが生まれるのです。

トラブル

何をしてもトラブルはつきもの。よくあるトラブルは、「交通渋滞で送迎バスの到着が遅れる」「挨拶をお願いしている人の到着が遅れ開演ができない」このあたりのことは、よくあります。今までで一番困ったのは、オープニング、エンディングのVTRを出したり抽選の景品をスクリーンに出したり、BGMを流すパソコンが突然ダウンしたことです。しかし、司会者はそんなのが無くても難なく進行させて参加者を笑顔のままお帰りいただいていました。さすがだと思いました。司会の腕とみんなのチーム力を見ることができました。

皆様の忘年会は如何だったでしょうか。